「阿下喜温泉その後」のその又その後
2015年1月20日 晴れときどき曇り
<その後の経過>
車いすでの入泉を拒否されてから仲間と、(いなべ市、桑名市、三重県、北勢線そして阿下喜温泉への要望書や話し合いの場を求めて運動」を起こした経過は前ページ→のとおりです。
法務局人権養護課からの報告で、車いすでの入泉を許可し、しかも自分の車いすにての入泉も許可しますとの連絡(回答)を受けた。
以来、いそいそと北勢線阿下喜温泉チケット付き1,000円を購入して行ったのである。
当時の支配人(島田氏)はわざわざ「迷惑をかけてすみません」と挨拶されたのである。
さて、久し振りにほんとうにに久し振りに行くことにした。
北勢線(三岐鉄道)桑名は階段、通りががりの人に駅員を呼んでもらって、改札まで。
なかから駅長らしき人が出てきて「人ですか」「偉いですなあ、ここまでこられたんですか」「さあ、どうぞどうぞ」と。「一人ですか」と聞かれた時は、いやみでも言われるかと身構えた。どうもこの頃マイナス思考に入っている。

<阿下喜温泉フロント
受付で「入泉ですか、お一人ですか」「何かお手伝いすることありますか」「何かあったらブザーが中にありますから押してください」との声掛けに、安心して中へ入る。
懐かしい風景。中にいる人がわざわざ立ってきてドアを閉めてくれたり洗面具を取って気づかってくれる。
洗い場の端に手摺りが設けられて、不自由な方のための手摺りと椅子ですとのお知らせが掲示されている。
サウナ室へ入りたかったので覗いてみると2、3人、入ってみえて手を貸してくださる。
<偏見は変わらない>
さてさて、髪も乾かして外へ出る。と、事務所のほうから、ぬっと車いすの私の前へ現われた。
3年前の光景がフラッシュバックする、かのような嫌な予感!
「これからは、付添いの方と一緒に入ることにしてください」と言う。
「どういう意味ですか」と尋ねる。
以下、意外な言葉が返ってくる。
「手を貸さなければいけないようになる」、「何かあったら困る」「・・・・・・」「・・・・・・・・」と。
どこかでよく聞く言葉が返ってくる。
何かが起きて責任問題になっては困る。ということだろう。
「手を貸さなければいけない…」は手助けはしたくないということである。手を貸してというより身体に触って滑って転んだとか怪我をしたとかになったら、阿下喜温泉側の責任になるから、前もって予防線を張るということだろう。

◆手を貸して欲しいとは何も言っていない。
◆車いすだから付きそい人がいるという固定観念、偏見、差別、無知である。

◆スタッフが苦情?を言ったとしか思えない。
◆支配人は、ことを鵜呑みにしてはいけない。
また「運動」をせなあかんのかいな!偏見、差別は繰り返されかわらないのか。


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